Sun Moon Kiss

momoko: a daughter and a mother of pearl

魂の容量

 

体と心の容量が足りない。

この世界で起こることを全て赦すには。

 

私は自分が底なしの大きな穴のように感じることがある。

 

あまりにも多くを拾って、自分の中に招き入れてしまう。

 

今まで経験したことが、そのまま通過することなく染みついている。

 

私は経験や感覚のデータを集めるのが好きらしい。

まわりの環境のことも、人間という生き物も、感情というものも、全部何もかもが面白いらしい。

 

そして、折々で記憶の欠片がふわっと湧いてきて、ヒントを授けてくれることもあるし、トラウマとして私の身体を苛むこともある。

 

経験は宝、と言わんばかりに、とりあえず供されたものは全部いただく(皿まで)と生きてきたのだが、この頃は取捨選択をしてもいいのかな、と思うようになってきた。

 

全部飲み込もうとするくせに、一方で快、不快に嫌なくらい敏感で、ちょっとしたことで調子が悪くなったり、「あ、これはだめだ」と感じるとそこには向かえなくなってしまう。

 

選り好みするからこそ、しないようにしてきたところもある。

いいところを見つけるようにしてね・・・。

 

でないと生きられないと思った。

 

しかし、世間として重大と思われるところにおいて「振りをする」ことを拒み続けてきたのだけど!

 

だからどんなに寛大であろうとしていても、私ってこんなことも受け容れられないくらい小さいのかなあ、と落ち込んでいた。

 

人の気持ちや意見、立場、自らではどうにもできないことに対しては、かっかしたりせず、そうだねって受け容れたいと思う。

 

だけど「これはこうしないといけない、こうするものだ」と言われたことに関して「?」違和感を覚えてしまったら・・・もうだめですね(笑)

 

まわりの人たちは「こうしなくてはいけないから」でそれをすることができる、私は心が納得しないことには、体がてこでも動かなくなる。

 

身内に「そういうところが頑固」と言われた。「世の中の当たり前、便利に合わせて生きたほうが生きやすいのに、なぜ自ら生きづらくするの?」

 

私だって迷惑をかけた、悲しませた、気に障った、と思うのは辛い。

 

だけど彼らが生きること、彼らの経験、彼らの学びが、私の身になることはないのだ。

 

我慢し続けて、後で文句や意地悪を言ったとして、私の乾きが癒えることはない。

 

私の仕事は、私がやらなくてはならない。

 

彼らが決して受け容れなかったものを、私は受け容れようと決めた。

 

未開拓の分野のほうが面白そうだし!

 

私は深く潜ることができる。より奥へ分け入ることができる。内なる暗闇に入っていくことは怖くないから。

 

私は何がそんなに悲しいのか?

 

人類は一体何を恐れ、何によって駆り立てられてきたのか?

 

なぜ苦しみながらもこの世をあきらめきれないのか?

 


f:id:luciasolarmoon:20231223105345j:image